兄弟に借金の相談をするということのリスク

『あーもうダメだ、お金が足りない…どうしよう次の給料日までまだあと十日もある』『やばいな…パチンコで使いすぎた…』ほとんどの人は毎月の収入と支出のバランスがちゃんと安定していて、こういった場面に陥ることはまずないと思います。

お金がないとき、友達や同僚にはなかなか貸してほしいと言いづらいですよね。そんなとき、頼ってしまいがちなのが家族のなかでも一番距離が近い兄弟ではないでしょうか。

兄弟に借金の相談をするということ

私たちは毎日を生活していくなかでしっかりと生活面でのやり繰りが出来ていると、お金に困ることはまずない時代に生まれています。何かのほころびからお金がないという状況に陥ったとき、私たちはどうするべきなのでしょうか。

兄弟からお金を借りるということが、その後どういった展開を招くか私たちは知っておく必要があります。まず考えていきたいのは、兄弟にお金を借りるということのメリットとデメリットです。昔から困ったことがあると、兄弟を頼っていました。

そんな時はお互いに助け合い乗り越えたものです。もちろんお金を借りるということは、大人として自分の生活をきっちり運営できていないという恥ずかしい面を相手に知られてしまうというデメリットがあります。『お金を貸した』または『借りている』というそれだけで、見えない上下関係が生まれていることを覚悟しなければなりません。

メリットよりも先にこういったことが頭に思い浮かぶのではないでしょうか。その他にも、兄弟にも生活があるということ、貸してくれた月は少なくともいつもよりギリギリの生活を相手にまでおくらせてしまうことになりかねません。

そのようなことを考える余裕があるうちは、まだ大丈夫でしょう。相手のことを考える余裕も無くなってしまってからはお金が足りないことよりも、お金が足りないことで『冷静な判断が出来なくなっている』という可能性を心配したほうがいいかもしれません。

兄弟にお金を借りるときは決まった利子もなく、上手くいけばそのまま返さなくてもいいという特典までついてきます。お金がないと言えば次の給料日まで食事をご馳走してくれるかもしれません。身内ですし、どうしてお金が必要なのか、その理由を話すことにもそこまで抵抗を感じないということもあるでしょう。

そうなると、選択肢の上位に兄弟が上がってくることも納得できます。

『兄弟を頼るしかない』は本当にそうなのか

お金が足りないと分かったとき、どれくらいの人が冷静に一年先のことまで考えているでしょうか。今使えるお金がないときに、自分で何とかする方法を探す。その前に誰かに借りるという選択肢が出てくる人は、冷静になって自分がどう在りたいか考えてみる必要があるかもしれません。

一度、人やサラ金からお金を借りてしまうと、お金が足りなくなってしまったときに、それ以外の方法を考えることが出来ません。お金が足りなくなった原因を深く探ることや、どうすればいいかを考えることが解決への道だということを客観的に判断することが出来ないのです。

人は追い詰められると一つの出口しか目に入らず、それは大抵誰かに頼ることでしょう。お金が足りないとき、一番簡単な解決策は人から借りることではありません。誰かの手を借りることで何とかすることは本当の解決とは言わないのです。

お金が必要なら働きましょう。毎月、寝る間もなく働くのです。そして毎月の収入と支出を細かく知ることで、余るお金が出てきます。本来はそのお金を趣味や貯金へ当てます。余るお金をコントロールすることで生活に余裕が生まれるのです。

『兄弟を頼るしかない』という考えは、あなたが今追い詰められている証拠でしょう。そんな状態で兄弟にお金を貸してほしいと伝えると、相手はきっとあなた自身よりも客観的にあなたを見て、ショックをうけるかもしれません。

今この瞬間にでも冷静になって考えてみる必要があるのです。

無くなってからでは取り返しのつかない兄弟愛

昔はよく一緒に色々なことをして遊び、相談にも乗り合いお互いの存在がとても心強かったでしょう。兄弟は助け合うものだと親から教わって来たかもしれません。

お互いに気をゆるせて、相手も頼られることを望んでいるのであれば、兄弟にお金を借りることも有りなのかもしれません。しかし、どうしても誰かからお金を借りなければならない状況にあるのならば、兄弟ではなく親から借りることをオススメします。

年金で老後の生活を細々と暮らしている年老いた両親に、お金を貸してほしいと頼むのは心苦しいかもしれません。ですが、親はほとんどの場合兄弟より早く亡くなってしまいます。親よりも長くいい関係を持ち続ける必要があるのは、間違いなく兄弟です。

お金が原因で関係が悪くなってしまえば、年を取ってから仲良く昔話が出来る、唯一の家族を失うことになります。本当に助け合いが必要になったとき、もう頼ることは出来ないのです。関係が悪くなってから、自分の軽率な行動を後悔しても遅いでしょう。

⇒消費者金融からの借金の時効援用の方法と相談先

人からお金を借りるということ

私たちは、社会の中で様々な貸し借りを行います。ただそれには明確なルールがあり出世払いなどという名目はあり得ません。その為成り立っているのでしょう。誰かからお金を借りるということは、その人との関係が壊れてしまう可能性が、他の人よりも大きくなるということです。

お金を借りた場合それを返すときには、借りた額よりも少し多目に返して初めてチャラになると言っても過言ではないでしょう。それほど、借りるという行為には見えない重圧がお互いにかかっているのです。人間関係のリスクを犯して、自分の株を下げるということがこれからの人生でとても不利になることを本当は一番あなた自身が分かっているのではないでしょうか。

他人も兄弟も最後は同じ

お金を借りることのリスクについて書いてきましたが、その事について一番よく分かっているのは借りようとしているあなただったと気づきましたか?しかし今日生きていくためのお金がない、それはとても不安ですよね。兄弟ならなんとなく言いやすい、そんな風に思いがちですが結果は他人も兄弟も同じです。

みんなが同じように働き、この世界で生きていくためにお金を必要としています。貸し借りで惨めな上下関係が出来てしまうことは仕方のないことでしょう。今日今すぐに何とかなる問題ではないかもしれませんが、働き口を増やし現実を変え始めるのを待っているのは紛れもなくあなた自身です。